ひとつのマシンに Windows と Linux が共存している環境で、Windows のパーティションを Linux から読みにいく方法です。 以下の例は、Windows パーティションが /dev/hda1 マウント先が /mnt/win の場合。 基本は #mount -t ntfs /dev/hda1 /mnt/win ...(1) でマウントできる。 ただし、カーネルのオプションで NTFS を読めるようにしておかないと当然ダメです。カーネル組み込みでも、モジュールでもいいので FileSystem->NTFS を有効にしてください。 しかしこれには、 Windows パーティション中にある日本語ファイル名のファイルを認識できない。 という問題があります。 この問題を解決するのが mount の iocharset オプションです。ファイル名を変換する際に用いる文字コードを指定してやります。 #mount -t ntfs -o iocharset=euc-jp /dev/hda1 /mnt/win ...(2) これもカーネルのオプションによって左右されます。 FileSystem->Native Language Support->Japanese Charset を有効にしないと mount 時に怒られます。 また、このままマウントすると root しか読み書きできないので、umask オプションを使って、NTFS をマウントしたディレクトリのパーミッションを変えてやります。 Linux はまだ NTFS の書き込みに対応していない(正確には対応しているんだけど、 dagerous って書かれたら使う気にならん・・・)ので、マウントする時点でパーミッションを変えておかないと、あとからは変更できません。 よってマウントするときのコマンドは #mount -t ntfs -o iocharset=euc-jp,umask=0222 /dev/hda1 /mnt/win ...(3) という記述になります。-o はファイルシステム固有のオプションを引数にとりますが、 引数が複数個ある場合は、カンマを区切りにします。 以上のことを、Linux 起動時に行うには /etc/fstab に記述すればできます。 fstab に /dev/hda1 /mnt/win ntfs iocharset=euc-jp,umask=222 1 0 と書いてやれば OK です。